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ヨウロヴァ欧州委員会法務・消費者担当委員および熊澤個人情報保護委員会委員による共同ステートメント

31.05.2018
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EU News 123/2018

Text

<個人情報保護委員会 日本語仮訳>

熊澤春陽個人情報保護委員会委員、ベラ・ヨウロバー欧州委員会委員(司法・消費者・男女平等担当)による共同プレス・ステートメント

 

熊澤春陽個人情報保護委員会委員とベラ・ヨウロバー欧州委員会委員は、相互に十分性を見出すことに向けた手続を進めることを目指して、2018年5月31日に東京で非常に建設的な会談を行った。

両者は、双方によって十分なレベルの保護を同時に見出すことは、現在、署名に向けて手続が進められている日EU経済連携協定(EPA)の便益を補完し拡大するものであり、これは日EU間の戦略的なパートナーシップにも貢献することを再確認した。

両者は、過去数か月に達成された重要な進捗を確認した。これには、特に、意見募集を終え個人情報保護委員会が策定予定のガイドライン及び、個人情報の保護に関する基本方針等の双方の制度間の関連する相違点を埋めるための解決策についての合意が含まれる。また、欧州委員会による、欧州経済領域(EEA)参加国におけるEU一般データ保護規則(GDPR)の法的性質及び効力並びにGDPRの特定の規定内容の明確化なども含まれる。

両者は、可能な限り早期に、お互いの手続を完了させるためのコミットメントを共有し、作業を加速することに同意した。具体的には、個人情報保護委員会が、個人情報保護法第24条に基づき我が国と同等の水準にあると認められる個人情報の保護に関する制度を有している外国としてEEAを指定するとともに、欧州委員会が、GDPR第45条に基づき我が国が十分な保護水準を確保していると決定することである。

両者は、日EU間の相互の円滑な個人データ移転の枠組みに基づき、協力の必要性が生じた場合にはいつでも、個人情報保護委員会及び欧州委員会が、個人データに関し、互いに合意できる解決策を得られるよう協議を続けていくことを確認した。

2018年5月31日、東京にて

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Press releases
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Tokyo

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