<日本語仮抄訳＞

欧州連合（EU）は本日、サヘル地域支援のためのハイレベル国際会議をブリュッセルにて主催し、サヘル諸国に対する長期の政治的コミットメントを確認した。

EUが、国連、アフリカ連合、サヘル5カ国（ブルキナファソ、マリ、モーリタニア、ニジェール、チャド）と共に主催した同会合では、サヘル5カ国によるアフリカ合同軍の支援と、サヘル地域への持続可能な開発のための援助における調整とその効果の強化を目的として、4億1,400万ユーロの資金が結集された。

同会合の冒頭、フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、「本日初めて、EUとサヘル5カ国からの32人の首脳に加え、国連およびアフリカ連合の代表、さらに日本、カナダ、米国、湾岸諸国といったパートナー諸国の代表が、サヘル地域の兄弟姉妹たちを助けるべく、ここブリュッセルに会した。これは、サヘル地域の人々のみならず、われわれ欧州人にとって、安全保障、開発、気候変動のいずれの観点からも、重要な意味を持つ行動である」