＜日本語仮抄訳＞

2022年6月22・23両日、欧州対外行動庁（EEAS）は、「欧州連合（EU）サイバー外交イニシアチブ – EUサイバーダイレクト」と連携し、重大な悪意あるサイバー活動を防止、阻止、抑止およびそれらに対応するための政策対応と協調的取り組みに関する会議をEU加盟国および国際パートナーと共に開催した。同会議では、複数国で発生する重大なサイバー事案への協調的取り組みをを中心に、シナリオに基づく議論も行われた。討議は、準備態勢の強化、関連する危機対応メカニズムの検討および高まるサイバー脅威の状況への適切な対応を調整する能力の強化にも焦点が当てられた。

EU加盟国のほか、オーストラリア、カナダ、日本、メキシコ、ノルウェー、シンガポール、スイス、英国および米国が参加した同議論は、共通の状況認識の強化や、第三国への支援など外交手段の協調的な活用に関する意見交換を可能にすると共に、そうした目的に向けた国際連携を一層強化するための機会の特定を目的として行われた。

国家・非国家主体の悪意あるサイバー活動の実施能力が高まり、サイバー空間における国際安全保障や安定が脅かされていることを踏まえ、参加各国は、人権や基本的自由を尊重する、開かれた、安全な、安定した、アクセス可能で平和的なサイバー空間に対するコミットメントを再確認すると共に、国連やその他の関連する国際的な場においてなど、サイバー空間における国際法の適用および責任ある国家の行動規範の順守を基礎とする、ルールに基づく国際秩序の強化に取り組むことを改めて表明した。

原文はこちらをご覧下さい（英語）。

https://www.eeas.europa.eu/eeas/cyberspace-eu-and-partners-discuss-ways-strengthen-cooperation-promoting-international_en