香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)の廃刊を受けたEU報道官の声明

23.06.2021

EU News 158/2021

<日本語仮訳>

「蘋果日報(アップル・デイリー)の香港事業の停止は、いかにして中国が強要した国家安全維持法が、報道の自由や意見表明の自由を抑え込むために用いられているかを明確に示している。同紙の廃刊は、いかなる開かれて自由な社会にとっても不可欠な、メディアの自由と多元性を著しく弱体化させるものだ。報道の自由の侵食は、国際的なビジネス拠点としての香港の野心にも相反する。

欧州連合(EU)は、これらの自由が香港基本法に規定されていること、また中国が同法と1984年の中英共同声明の下、香港の高度の自治と報道の自由を含む各種の権利や自由を尊重すると国際的に約束したことを思い起こす。『一国二制度』の原則の下で基本法に規定された全ての権利は完全に守られ、取り戻されなければならない」

 

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Nabila Massrali
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