米国連邦政府の死刑復活に関するEU報道官の声明

10.07.2020

EU News 188/2020

<日本語仮訳>

「欧州連合(EU)は、17年ぶりに連邦政府として死刑を復活させるとの米国司法省の決定に強く反対する。EUは米政権に対し、再考し、7月13日以降開始される連邦政府による刑の執行を止めるよう要請する。今般の決定は、米国内および世界中で、法律上もしくは実質上の死刑を廃止する全体的な動きに逆行するものだ。

EUは、いつでも、いかなる状況下であっても、死刑に強く反対する。極刑は残酷で非人間的で屈辱的で、不可侵である生存権と両立しない、犯罪行動に対する効果的な抑止とならず、不可逆的な処罰である。EUは、犯罪被害者とその家族を断固として、また全面的に支え、効果的かつ死に至らしめない処罰を支持する。EUは今後も死刑の全世界における廃止に向けた取り組みを続ける」

 

EU MAG』の関連記事「死刑制度のない世界」を目指すEUの取り組み 2014年9月号 特集

EUについてさらに知りたい場合は日本語のオンラインマガジン『EU MAG』をご覧下さい

 


も参照してください

Peter Stano
Lead Spokesperson for Foreign Affairs and Security Policy
+32 (0)460 75 45 53