欧州対外行動庁、間もなく創設10周年を迎える

01.12.2020

EU News 333/2020

 

<日本語仮抄訳>

時が過ぎる中、欧州対外行動庁(EEAS)は成長を続け、その成長の速度も速いものであった。困難な状況においても、その世界各地の代表部のネットワークやパートナーとの国際的な連携は大きなものであり、まもなくこの機関の創設10周年を迎えることとなった。

この一里塚を記念するため、EEASは新たなロゴを使用し、2020年12月1日より、「変化する世界におけるEUー荒波の中でも進路から逸れないために」と題した、ジョセップ・ボレルEU外務・安全保障政策上級代表と彼の前任者であったフェデリカ・モゲリーニ、ハヴィエル・ソラナ両氏のオンライン討論を皮切りに、一連のイベントを開催する。

2007年に署名され、2009年終わり近くに発効したリスボン条約から生まれたEEASは、その創設記念日となる2011年1月1日に正式に発足した。

リスボン条約は、同庁がどのように設立されるべきかについて、以下のように規定している。

「欧州対外行動庁の組織と機能は、欧州連合(EU)理事会の決定によって定められる。EU理事会は、欧州議会の意見を求め、欧州委員会の同意を得た後、EU外務・安全保障政策上級代表の提案に基づいて行動する。」

EEASの重要性も明確にされた。

「同庁は世界におけるEUを強化し、EUの認知度を高め、より効率的にその利益と価値を伝えることを可能にする」

 

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