大阪・関西万博でも示される、EUと日本の強固なパートナーシップ

2025年国際博覧会(大阪・関西万博)が4月13日に開幕し、世界中から人々が大阪に集結し、150カ国と25の国際機関の取り組みを中心に、6カ月間にわたる魅惑的なイベントや活動が展開されます。
 

「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマの本万博では、自然界や物質界、結束力のある未来社会の構築における多様性の価値、そして新たな科学技術がもたらす可能性といった主題を探求するものです。

今回の万博で欧州連合(EU)は、その活動の一環として、古典的および現代的表現、伝統、技術など、幅広い芸術的カテゴリーや形態を網羅する文化プログラムを発表します。

これには、ダンスや音楽といった舞台芸術、アニメーション映画、視覚芸術、建築、デザインとファッションおよび子どもや若者のためのアクティビティーなどが含まれます。万博は、 文化という普遍的な言語を通して、文化的・創造的多様性の架け橋となり、異文化間の対話を促進するまたとない機会となります。

EUパビリオン
Launch of the EU Pavilion at Osaka Expo 2025

EUは、「未来を育む」を中心テーマとするパビリオンを設け、欧州と日本が共有する政治的、経済的、社会文化的な強い結びつきを前面に出した展示を設けました。

EUと日本はともに、国連を中核とする多国間のルールに基づく国際秩序を堅持し、法の支配、民主主義、人権の尊重、開かれた市場そして自由で公正な貿易といった共通の価値や原則を守る決意を有しています。

大阪・関西万博のEU公式マスコットは「エウロパ」。彼女は、EUの精神、価値そして未来へのビジョンを体現しており、団結、自由、創造性そして持続可能性の象徴です。

その名は、「ヨーロッパ」という大陸名の語源となった、ギリシャ神話に登場する王女からとられ、その色味はEU、スタイルは日本からヒントを得ています。

 

Europa mascot

エウロパの衣装は、自信、信頼そして誠実をイメージするEU旗の青、そして喜びとエネルギーを象徴する黄色、さらにマンガの要素を取り入れました。

持続可能性とイノベーションを組み合わせた空間
Protecting Lives section of EU Pavilion at Expo 2025

EUパビリオンは、「新欧州バウハウス」の指針を反映し、持続可能性、美しさそして革新性を融合させるとともに、手ごろな価格の住宅、バイオ素材、テキスタイルなどの分野の取り組みを紹介しています。

来場者は、欧州と日本双方の文化団体、個々のアーティスト、若者、そして社会全体の間に存在する創造性とインスピレーションを示す一連のイベントを楽しむことができます。 

EUパビリオンに留まらない、多彩な文化プログラム
Front of EU Pavilion at Expo 2025

大阪・関西万博におけるEUの文化活動は、本パビリオンだけでなく、EU加盟各国のパビリオンや大阪市など、多くの関係者との共創で展開されます。

大阪・関西万博におけるEUの取り組みに関する最新情報については、専用ウェブサイト「EUと万博」をご覧ください。