台湾での死刑執行を受けたEU報道官の声明

03.04.2020

EU News 87/2020

<日本語仮訳>

「2020年4月1日、6人に対する殺人で有罪となった翁仁賢死刑囚の刑が、台北にて執行された。欧州連合(EU)は、この犯罪を最も強い言葉で非難し、犠牲者の遺族に対し、心中より哀悼の意を表する。同時にEUは、いかなる状況下においても極刑に反対するとの姿勢をあらためて思い起こす。

EUは、死刑が残酷で非人道的な刑であり、犯罪抑止にならず、人間の尊厳と品位を否定する、受け入れがたいものであると考える。

EUはこのため、台湾に対し、今後の死刑執行を止め、事実上のモラトリアム(執行停止)を再導入・維持し、台湾における死刑廃止に向けた一貫性のある政策を追求するよう求めたい」

 

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