ロシアのウクライナに対する前代未聞かつ理不尽な軍事攻撃に関する欧州理事会議長と欧州委員会委員長の報道発表

24.02.2022

EU News 44/2022

<日本語仮訳>

シャルル・ミシェル欧州理事会議長とウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長は本日、以下の声明を発表した。

「われわれは、ロシアのウクライナに対する前代未聞の軍事攻撃を最も強い表現で非難する。その理不尽かつ正当性のない軍事行動によって、ロシアは国際法の重大な違反を行っており、また欧州と世界の安全と安定を損なっている。

われわれはロシアに対し、直ちに敵対行為を止め、ウクライナから軍を撤収させ、同国の領土の一体性、主権および独立を尊重するよう求める。このような力や威圧の行使は21世紀の世界においては存在する余地はない。

ミシェル欧州理事会議長は、欧州理事会の臨時会合を緊急に招集した。欧州連合(EU)の首脳たちは、大西洋をまたぐパートナーたちとの緊密な連携の下、この危機や、ロシアの行動に対して多大かつ深刻な影響を与える制限的措置について協議する。フォン・デア・ライエン委員長は、欧州委員会がまとめ上げ、EU理事会が速やかに採択する予定のさらなる制裁措置の概要を発表する。

われわれは人命の損失と人道的な苦しみを遺憾に思う。EUとその加盟国は、人道的緊急対応を迅速に行う用意がある。われわれはロシアとロシアに支援された武装勢力に対し、国際人道法を尊重するよう求める。

EUはこの前代未聞の危機に直面しているウクライナとその国民を断固として支持する。EUはさらなる政治的・経済的・人道的支援を提供する。

われわれは北大西洋条約機構(NATO)および本日首脳が会合する主要7カ国など、国際的なパートナーたちと対応を調整している」

 

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