ロシアによるウクライナでの民間人攻撃に関するボレルEU上級代表の声明

17.03.2022

EU News 69/2022

<日本語仮抄訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表は本日、以下の声明を発表した。

EUは、ロシア軍とその代理者が、ウクライナの一般市民と文民インフラを標的にし続けていること、またマリウポリ市を包囲していることを最も強い表現で非難する。

マリウポリ市の劇場は16日、子どもを含む一般市民の避難所であったことが広く知られ、はっきりとそのことが示されていたにもかかわらず、大規模な空爆を受けた。

また、人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチによれば、ロシア軍は三度にわたり、クラスター爆弾を搭載したロケット弾でムィコラーイウ市を攻撃した。

このような、一般市民や文民インフラに対する意図的な攻撃は恥ずべき、非難されるべき行為であり、全く受け入れられない。これは国際人道法の深刻な違反である。

国際司法裁判所(ICJ)の3月16日の決定に沿って、ロシアは軍事行動を停止し、ウクライナ全土から全ての軍隊と軍装備を即時かつ無条件で撤収し、国際的に認められている国境内でのウクライナの領土の一体性、主権および独立を完全に尊重しなければならない」 

 

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Peter Stano
Lead Spokesperson for Foreign Affairs and Security Policy
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