ロシアが戦術核をベラルーシに配備するとの表明を受けたボレルEU上級代表の声明

26.05.2023
ブリュッセル
EEAS Press Team

EU NEWS 085/2023

<日本語仮抄訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、以下の声明を発表した。

EUは、ロシアとベラルーシが、ロシアの核弾頭のベラルーシ領内への配備を認めることで合意したことを非難する。これは、さらなる極めて危険な事態の拡大につながる一歩である。

同決定は、ベラルーシが自国領土から全ての核兵器を撤去したブダペスト覚書および核戦争に勝者はおらず、核戦争を決して始めてはならないと認めた2022年1月3日の核保有5カ国首脳の共同声明でロシアが約束したことに反している。われわれはロシアに対し、これらの約束を守るよう求める。

ベラルーシ政権は、ロシアのウクライナに対する違法かついわれのない侵略戦争の共犯者である。われわれは同国当局に対し、ロシアのウクライナに対する侵略戦争への支持に直ちに終止符を打ち、この地域の緊張を高め、自国の主権を損なうことにしか寄与しない決定を撤回するよう求める」

原文はこちらをご覧ください(英語)。

https://www.eeas.europa.eu/eeas/belarus-statement-high-representative-announced-transfer-russian-nuclear-warheads-belarus_en

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Peter Stano
Lead Spokesperson for Foreign Affairs and Security Policy
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