ボレルEU上級代表、イランのザリーフ外務大臣と電話会談
<日本語仮抄訳>
ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、週末にイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と最近のイラク情勢、中東地域における緊張緩和の必要性、および、包括的共同行動計画(JCPOA)を維持することの重要性について話した。
ボレル上級代表は、ガセム・ソレイマニ司令官の殺害をはじめとする、イラクにおける直近の暴力的な対立の激化に関して深い懸念を表明した。また、同地域全体と市民に被害を及ぼすさらなる事態の悪化を回避するため、イランに対して自制を促し、対応の慎重な検討を求めた。
ボレル上級代表は、事態の沈静化に貢献するため、自ら全面的に取り組むことを申し出た。また、最終的には、地域間の政治的な解決が今後の唯一の道であり、EUはそうした解決を支持する用意があることを強調した。
電話会談で、ボレル上級代表とザリーフ外務大臣は、JCPOAを維持することの重要性についても議論した。JCPOAは、現在も世界の核不拡散体制の礎であり、同地域および世界の安全保障に寄与している。また、上級代表は、今後も調整役としての役割を十分に果たし、同核合意と全関係者によるその全面的な実施を支持する残りの参加国の結束を維持することに対する決意を確認した。
ボレル上級代表は、こうした問題に対する取り組みを継続するため、イランのザリーフ外務大臣をブリュッセルに招待した。
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