ベラルーシでの政治的理由に基づく恣意的で説明なき逮捕や拘束に関するボレルEU上級代表の声明

07.09.2020

EU News 237/2020

<日本語仮訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、以下の声明を発表した。

「ベラルーシで大統領選挙に向けた活動の開始以降続く政治的な理由に基づく恣意的で説明なき逮捕や拘束を強く非難する。一番最近では、マリア・コレスニコワ、アンドレイ・ヤオラウ、イリーナ・スキイ、アントン・ラドニアンコウおよびイワン・クラウツォが標的になり、日曜の平和的な『統一の行進』後に633人が拘束された。ベラルーシの国家当局が今も、ますます無法に自国民を脅迫する、もしくは脅迫を容認し、自国の法律や国際的責務を露骨に破っていることは明らかだ。

EUは、ベラルーシ当局が、結果が改ざんされた8月9日の大統領選以前とそれ以降に政治的な理由で拘束された者全員の即時釈放を約束するよう求める。

調整評議会のメンバーを含む、市民社会やベラルーシの将来に関する話し合いに参加している人々は、脅迫・強制追放・恣意的逮捕・暴力から守られなければならない。法の支配と正義が勝ち残り、責任者が裁かれるよう、全ての違反の疑いのある行為に対し徹底した透明性のある捜査が行われる必要がある。

われわれは、当局が政治的迫害を止め、ベラルーシ国民の民主的かつ基本的権利を完全に順守する形で、包摂的な国民的対話に臨むよう求める。

EUは、暴力、迫害および選挙結果の改ざんに責任ある個人に対し制裁を科す」

 

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も参照してください

Peter Stano
Lead Spokesperson for Foreign Affairs and Security Policy
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