ニジェールの最新情勢を受けたボレルEU上級代表の声明

29.07.2023
ブリュッセル
EEAS Press Team

EU NEWS 135/2023

<日本語仮訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。

EUは、ニジェールにおける反乱の結果生じた当局を承認しておらず、今後も承認するつもりはない。モハメド・バズム大統領は民主的に選出され、ニジェールの唯一の正当な大統領である。彼の釈放は無条件かつ遅滞なく行われなければならない。EUは、バズム大統領とその家族の安全について、反乱参加者側に責任があると考える。

憲法を停止し、民主的諸機関を解散させるというクーデター参加者側の発表は、その平和、安定および安全が守られるべきニジェールの国家と同国民を弱体化させるものである。

EUは、憲法秩序の完全な回復を遅滞なく求める明確な呼びかけを繰り返すと共に、この点に関する西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)、アフリカおよび国際的パートナーたちの各宣言を全面的に賛同する。欧州理事会議長と連携し、私は今週末、この結果の達成に向けて、既に進められている多くの関係者との接触を継続する。EUはまた、制裁措置の採択を含め、ECOWASの今後の決定を支援する用意がある。

ニジェールの共和制機構の一体性に対する今回の容認しがたい攻撃は、EUとニジェールの連携関係や協力のあらゆる側面に影響を及ぼさないことはありえない。この観点から、予算支援の即時停止に加え、全ての安全保障協力活動も直ちに無期限停止する」

 

原文はこちらをご覧ください(英語)。

 

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