ポーランドの詩人クリスティナ・ドブロウスカ氏、「2024京都文学レジデンシー」の「EUフェロー」に選出される

駐日欧州連合(EU)代表部は74日、今年928日~1027日に京都で開催される「2024京都文学レジデンシー」の「EUフェロー」に、ポーランドの詩人、エッセイスト、翻訳家のクリスティナ・ドブロウスカ(Krystyna Dąbrowska)氏が選出されたことを発表する。

ワルシャワを拠点に活動し、母国では著名な文学者であるドブロウスカ氏は、著書として5冊の詩集を出版しているほか、ポーランドで最も権威ある2つの文学賞であるWisława Szymborska AwardおよびKościelski Award(いずれも2013年)、そしてLiterary Award of the Capital City of Warsaw2019年)を受賞。海外でも、Derek Walcott Poetry Prize2022年)、XLVIII Pushcart Prize2023年)など、いくつかの賞を受賞している。同氏の詩は20以上の言語に翻訳され、Harper's MagazinePoetryThreepenny ReviewFrankfurter Allgemeine Zeitungなどに掲載されている。

翻訳分野では、ノーベル文学賞を受賞した米国の詩人、ルイーズ・グリュック(Louise Glück)氏をはじめ、主に英語圏の詩人のポーランド語訳に携わる。また、詩や芸術に関するエッセイストとして、さまざまな文化誌に定期的に寄稿している。

写真クレジット: Rafał Komorowski