欧州委員会、より強力な医療・保健危機管理のための欧州保健同盟を提案

11.11.2020

EU News 313/2020

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長が施政方針演説で表明した、欧州保健同盟(European Health Union)の構築に向けた最初の一歩を踏み出した。欧州委員会は、欧州連合(EU)の保健安全の枠組みを強化し、要となるEU機関の危機に対する準備と対応の役割を補強するための提言を発表した。新型コロナウイルス感染症のパンデミックや将来の医療の緊急事態との闘いにさらに力を入れるには、EUレベルでさらなる調整が必要だ。現在の危機からの教訓を得て、本日の提案は現在および将来の医療保健上の危機に対する準備と対応をさらに強化していく。

本日の提案は、保健に関する深刻な国境を越える脅威に対する既存の法的枠組みを刷新するとともに、要となるEU機関、すなわち欧州疾病予防管理センター(ECDC)と欧州医薬品庁(EMA)の危機に対する準備と対応の役割を強化する。

 

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