ユンカー委員長とジョンソン首相のワーキングランチを受けた、欧州委員会の声明

16.09.2019

EU News 158/2019

<日本語仮抄訳>

ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長と英国のボリス・ジョンソン首相は、本日、ルクセンブルクで昼食会合を開催した。会合の趣旨は、欧州連合(EU)と英国の間で現在実施されている専門的な協議の現状を確認し、今後の方針を議論することであった。

ユンカー委員長は、脱退協定と両立する法的に実現可能な解決策を提案することが英国の責任であることを再確認した。また、欧州委員会は、そうした英国の提案がアイルランド国境を巡るバックストップ(安全策)の目的を満たしているかどうかについて前向きかつ率直に検討する用意があることを強調した。しかし、そのような提案はいまだ提出されていない。

欧州委員会は、引き続き昼夜問わずいつでも英国の話を聞く用意がある。10月の欧州理事会は、こうしたプロセスにおいて重要な節目となるだろう。EUの27加盟国は引き続き一致団結して対応する。

ユンカー委員長と共に、欧州委員会の首席交渉官であるミシェル・バルニエ氏も会合に同席した。

ユンカー委員長は、今夕ストラスブールに移動し、水曜日の午前中に開催される欧州議会の本会議で演説を行う予定である。

 

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