Human Rights & Democracy

「子ども兵士の使用に反対する国際デー」に寄せる、ボレルEU上級代表とガンバ国連事務総長特別代表の共同声明

Brussels, 11/02/2021 - 16:02, UNIQUE ID: 210211_31
Joint Statements

EU News 44/2021

<日本語仮訳>

2月12日の「子ども兵士の使用に反対する国際デー」に際して、ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長とヴァージニア・ガンバ国連事務総長特別代表(子どもと武力紛争担当)は、以下の共同声明を発表した。

「世界的な取り組みや努力にもかかわらず、世界中で子どもたちは紛争の影響に苦しみ続け、今もまだ戦争の消耗品として利用されている。

武装勢力や武装集団は、子どもたちを新兵として徴用して利用し、家族や地域社会から引き離し、子どもたちの尊厳を無残に剥奪し、子どもたちの生活と未来を破壊し続けている。解放された子どもたちのうち、社会復帰プログラムの恩恵を受けているのはごく一部にすぎない。不安定な状況のため、何千人もの子どもたちが質の高い教育や医療を受けることができず、その上、学校や病院が標的にされ続けている。被害者であるにもかかわらず、子どもたちは、武装勢力・集団との関係の疑惑または実際に関係があることを理由に、不法にこう留され続けている。また、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が与える影響は、非常に厳しいものがある。貧困と機会の欠如は、子どもたちが武装勢力や武装集団に勧誘・利用され、性的暴力や拉致の対象となる原因や誘因をさらに増大させている。戦争と強制退去によりすでに中断されている教育の機会は、一層失われつつある。悲惨なことに子どもたちが最も大きな犠牲を強いられており、われわれは常に全ての子どもたちを保護する持続可能な制度を構築する共同の責任を負っている。

EU上級代表兼欧州委員会副委員長と国連特別代表は、声を一つにして、紛争下の子どもたちの徴用や利用の防止、子どもたちの確実な放、子どもたちの社会復帰の確保に向けて取り組むことをあらためて表明する。

われわれは、子どもの徴用と利用を防止する上で教育が極めて重要であることから、子どもたちの教育という急務に対応する用意がある。

子どもたちの夢や純真さを盗む権利は誰にもない。EUと国連は、どこにいようとも、全ての子どもたちが、暴力にさらされず、教育を受けられる子ども時代を送ることができるように、共に取り組む。子どもたちは、平和の広がる現在と未来を築く上で重要な役割を担っている。子どもたちがそうした変化の担い手となれるようにすることは、われわれの責務である」

 

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