European Union External Action

欧州委員会、欧州投資銀行と共同でグリーン投資を支援する公的融資制度を提案

Brussels, 28/05/2020 - 12:00, UNIQUE ID: 200529_2
Press releases

EU News 138/2020

<日本語抄訳>

欧州委員会は本日、「公正な移行メカニズム(Just Transition Mechanism)」に基づく公的部門の融資制度案を提出した。欧州投資銀行(EIB)の参加を伴って実施される同制度は、石炭・炭素集約的な地域に恩恵をもたらす、公的機関による気候中立経済への移行を支援する投資を奨励する。同制度には、EU予算から15億ユーロの助成金と欧州投資銀行の自己資金から100億ユーロの融資が提供される。最大で250億から300億ユーロ規模の投資を動員して、気候中立経済への移行により大きな影響を受ける地区や地域を支援し、また移行に伴う費用を負担する余裕がない地域を優先的に支援する。

同制度は、全EU加盟国が利用可能で、当初は各国の予算枠に基づき、以下の基準を満たす公募案件に融資する:

  • 承認済みの地域的な公正な移行計画で特定された地域の利益になる案件
  • 同制度に基づきEIBの融資を受ける案件
  • 市場からの十分な収益が見込めない案件

また対象となる案件は、EIBの融資方針を満たしている必要がある。投資分野は、エネルギー・輸送インフラ、地域熱供給、公共交通、エネルギー効率対策、社会インフラなど、影響を受ける地域の地域社会に直接恩恵をもたらし、2050年までの欧州の気候中立化に向けた移行に伴う社会・経済的な費用を削減する案件が対象となる。

 

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