European Union External Action

欧州委員会、生物多様性の損失阻止と持続可能な食料システムに向けた戦略を発表

Brussels, 20/05/2020 - 13:40, UNIQUE ID: 200521_1
Press releases

EU News 129/2020

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、われわれの生活の中に自然を取り戻すための包括的な新しい生物多様性戦略と、公正で健全な、環境に配慮した食料システムに向けた「農家から食卓まで」と銘打った戦略を採択した。この2つの戦略は互いを補強するもので、自然・農家・事業者・消費者を、競争力のある持続可能な未来に向け協働するようまとめ上げる。

「欧州グリーンディール」に沿って、この2つの戦略は、欧州と世界での生物多様性を食い止め、欧州の食料システムを、競争力のある持続可能性、人間と地球の健全性、および食の価値連鎖の全ての関係者の生計を守るためのグローバルスタンダードに転換させることに向けた、欧州連合(EU)が取るべき野心的な行動と取り決めを提案している。新型コロナウイルス感染症の危機は、生物多様性の損失の増加がどれほどわれわれを弱体化させ、うまく機能する食料システムがどれだけわれわれの社会にとって重要なものかを示した。この2つの戦略は、陸と海の保護を強化し、劣化した生態系を回復し、生物多様性の保護と持続可能な食物連鎖の構築の双方においてEUを国際舞台でのリーダーとして確立することにより、市民を中心に据えている。

欧州グリーンディールの主要部分としてこの2つの戦略はまた、経済の回復をも支援する。新型コロナウイルスの文脈において、より持続可能な農業・漁業・養殖業の生産手法の支援や野生生物の保護と違法取引への対応などを通して、将来のパンデミックや、気候影響、森林火災、食糧安全保障の低下、疾病の突発的大発生などの脅威に対する、われわれの社会のレジリエンスを高めることを目指す。

この2つの戦略はまた、重要な国際的要素も有している。生物多様性に関する戦略は、地球規模の生物多様性危機に対応するにあたり、模範を示すことで先導するとのEUの決意を再確認するものである。欧州委員会は、2021年に開催される生物多様性条約締約国会議で野心的な新しい国連世界生物多様性枠組み作りに向け、有する全ての対外行動ツールと国際的パートナーシップを動員したいと考えている。「農家から食卓まで」では、国際的パートーと緊密に協力し、持続可能な食料システムへの世界的な転換を促すことを目指す。

 

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