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「世界人道デー」に際した、モゲリーニEU上級代表とスティリアニデス欧州委員の声明
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<日本語仮訳>
バグダッド国連事務所本部爆撃事件から15年が過ぎた本年、EUは世界各地で命懸けで人道支援を届ける援助活動家の専心に敬意を表したい。国際法の明確な順守、人道援助関係者の安全と安心および彼らを必要とする人々への自由なアクセスは、欧州連合(EU)にとって大きな関心事である。
2018年の世界人道デーを前に、フェデリカ・モゲリーニEU外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長とクリストス・スティリアニデス人道援助・危機管理担当欧州委員は、以下の声明を発表した。
「紛争では、しばしば一般市民が最も大きな犠牲を払い、人道援助活動家を含めた人々を対象とした攻撃は起こり続けている。
過去1年間で、アフガニスタンからナイジェリアまで、中央アフリカ共和国からイエメンまで、このような攻撃は一般市民や人道活動家の命を奪ってきた。これらの暴力行為は、国際人道法の深刻な違反である。人命を救おうとする活動に、人命が失われてはならない。
過去20年間で、4,400人近くの人道活動家が大規模な攻撃の被害に遭ってきた。そのうち、3分の1以上は死亡した。世界人道デーは、献身的に活動する彼ら人道活動家に敬意を表し、彼らの安全や安心を擁護する機会である。
紛争に関るすべての関係者は、国際人道法の下、人道活動家の安全を保障し、支援がそれを必要とする全ての人々に行き届くよう、制限のない持続した人道アクセスを円滑化させる必要がある。
EUは人道援助では世界の先頭に立っており、原則に基づいた人道援助と国際人道法の尊重を促進することは、われわれの国際的関与の中核であり続ける」