<日本語仮抄訳>
2017年11月13日、欧州連合(EU)の23加盟国の大臣が恒常的構造防衛協力(Permanent Structured Cooperation = PESCO)に関する共同通達に署名し、上級代表とEU理事会に提出した。
国防安全保障と防衛政策の分野において恒常的な構造協力を進める可能性は、リスボン条約によって導入された。すなわち、複数のEU加盟国が安全保障と防衛の分野において、より緊密に協働する可能性が想定されたのである。この防衛協力のための恒常的枠組みを作ることにより、有志の加盟国が、共同で防衛能力を構築し、合同プロジェクトに資金を投じること、または、作戦即応性や自国軍の貢献度の向上を図ることができる。
以下に合同通達に署名した加盟国を挙げる。
オーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、クロアチア、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スロヴァキア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン
今後、参加する加盟国がさらに増える可能性がある。