ロシアのウクライナに対する一方的で不当な軍事侵攻を受けた欧州理事会の結論
<日本語仮抄訳>
欧州理事会は、ロシアのウクライナに対する一方的で不当な軍事侵攻を最も強い表現で非難する。その違法な軍事行動により、ロシアは国際法と国連憲章の原則に著しく違反しており、欧州および世界の安全と安定を損なっている。欧州理事会は、これにはウクライナが自身の運命を決定する権利も含まれていることを強調する。ロシアは、このたびの侵略行為とそれによってもたらされる全ての破壊と人命の喪失に対し、全責任を負う。同国は、自らの行動に対する責任を取ることになる。
欧州理事会は、軍事行動の即時停止、ウクライナ全土からの軍と軍事装備の無条件撤収および国際的に承認されている国境内でのウクライナの領土の一体性、主権および独立の完全な尊重を要請する。欧州理事会は、ロシアと同国の支援を受けている武装勢力に対し、国際人道法を尊重し、ディスインフォメーション作戦やサイバー攻撃を止めるよう求める。
欧州理事会は、ロシアの攻撃によってもたらされる悲劇的な人命の喪失と人々の苦難を慨嘆する。この不当かつ正当化不可能な攻撃で人生が変わってしまった老若男女と共にある。ロシアと同国の支援を受けている武装団に対し、困窮している全ての人に対し、人道的アクセスと援助を安全かつ妨害なく認めるよう求める。
欧州理事会はまた、ウクライナに対する今般の侵略にベラルーシが関わっていることを強く非難し、同国に対しこのような行為を止め、自身の国際的責務を順守するよう求める。
欧州連合(EU)は、ロシアがウクライナの自称分離派主体を承認し軍隊を派遣したことに対し、制限的措置を採択することで素早くかつ断固として行動した。欧州理事会は本日、われわれのパートナーや同盟国と緊密に連携し、ロシアの行動に対し同国に大幅かつ厳しい影響を与えるさらなる制限的措置に合意した。これらの制裁には、金融部門、エネルギー・運輸部門、軍民両用物品、ならびに輸出管理と輸出金融、ビザ政策、ロシア人対象者の追加および新たな制裁対象条件が含まれる。EU理事会は、欧州委員会とEU外務・安全保障政策上級代表が準備した提案を滞りなく採択する。
欧州理事会は、ベラルーシも対象とするさらなる個別および経済制裁措置の早急な準備と採択を求める。
欧州理事会は、国際的に承認されている国境内でのウクライナの領土の一体性、主権および独立に対する揺るぎない支持を再度表明する。全ての国に対し、2つの自称分離派主体を承認せず、彼らの行動を助長したり、いかなる形であっても支援したりしないよう求める。
EUは、ウクライナとの連帯において結束しており、その国際的パートナーと共に、さらなる政治的・経済的・人道的・物流的援助や国際支援会議の開催などを通じて引き続きウクライナとその国民を支援していく。2016年12月のEU首脳の決定を受け、欧州理事会は連合協定に規定されたように、ウクライナの欧州に対する展望と欧州の一員になるとの選択を認める。
欧州理事会は、力や威圧の行使を通じた国境の変更は、21世紀の世界において存在の余地はないと強く信じている。緊張や対立は、対話と外交によってのみ解決されるべきである。EUは今後も近隣諸国と緊密に協力し、ジョージアとモルドバの主権と領土の一体性に対する揺るぎない支持と決意を再度表明する。EUは引き続き国連、欧州安全保障協力機構、北大西洋条約機構および主要7カ国内のパートナーや同盟国と緊密に連携していく。
欧州理事会は、あらゆるレベルにおける準備や態勢に関する作業を進め、特に欧州委員会に対して、エネルギー分野を含む有事への対応措置を提示するよう求める。
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