「国際メタン誓約」に関するEUと米国の共同声明

11.10.2021

EU News 223/2021

<日本語仮抄訳>

気候問題に関する国際交渉で欧州連合(EU)を率いるフランス・ティーマーマンス欧州委員会執行副委員長と、米国のジョン・ケリー気候問題大統領特別代表は本日、メタン排出削減に向けた国際枠組み「国際メタン誓約(Global Methane Pledge)」へのさらなる支持を動員するためにオンライン形式で閣僚級会合を開催した。両者および共催者である国連環境計画のインガー・アンダーセン事務局長は、目先の地球温暖化を緩和し、温暖化を1.5度に抑えるとの目標を達成可能なものにするには、メタン排出量の迅速な削減が唯一の最も有効な戦略であることの決定的重要性を確認した。

当初、主要経済国フォーラム(MEF)でアルゼンチン、ガーナ、インドネシア、イラク、イタリア、メキシコおよび英国が支持を表明したことに続き、本日新たに24カ国が同取り組みに参加すると発表した。これらの新たな支持国は、カナダ、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、コスタリカ、コートジボワール、コンゴ民主共和国、ミクロネシア、フランス、ドイツ、グアテマラ、ギニア、イスラエル、日本、ヨルダン、キルギス、リベリア、マルタ、モロッコ、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、ルワンダ、スウエーデンおよびトーゴである。誓約には世界のメタン排出国のトップ20カ国のうち9カ国が参加している。彼らは世界のメタン排出のおよそ30%と世界経済の60%を占めている。

 

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