European Union External Action

ボレル上級代表、中国の王国務委員兼外相とテレビ会議形式で会談

Brussels, 08/02/2021 - 19:36, UNIQUE ID: 210208_15
Press releases

EU News 42/2021

<日本語仮抄訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は8日、中国の王毅国務委員兼外相とテレビ会議形式で会談した。両者はEU・中国関係、新型コロナウイルス感染症との闘い、および特にミャンマーの軍事クーデターへの対応やイランをめぐる緊密な国際協力の継続の必要性などの国際情勢について協議した。

上級代表と国務委員は、最近のEU・中国関係における動きを振り返り、12月30日に両者間で投資に関する包括的協定(CAI)の原則合意に至ったことを歓迎した。今年の両者間の議題についても意見を交わした。上級代表は、特に気候変動や環境において、両者関係で具体的な成果を得るために共同努力を継続する重要性を強調した。ボレル上級代表は、2月1日に開催された環境と気候に関するハイレベル対話の初会合を、気候変動および生物多様性を含む主要環境問題に対する二者間協力の野心的な目標設定に向けた前向きな一歩として歓迎した。

上級代表はまた、率直な関係を維持するため、意見が一致しない問題についても協議する必要があることを強調した。この関連で、香港における民主主義や基本権に対する圧力、人権活動家の扱い、また特に新疆ウイグル自治区の少数民族や宗教的少数派の扱いをめぐるEUの強い懸念を再度伝えた。

新型コロナウイルス感染症についてボレル上級代表は、ワクチンの公平分配を目指す国際的枠組み「COVAX」の下のACTアクセラレータへの中国の参加の確認を歓迎した。ワクチンの開発と提供における連帯と連携の継続や、この重要な時期におけるワクチン供給の政治化の回避の必要性を強調した。今年上半期に約90カ国へワクチンを提供することを目指して供給を開始した、世界保健機関(WHO)が管理する「COVAXファシリティ」に、EUやその加盟国などで構成する「チーム・ヨーロッパ」が8億7,000万ユーロ以上を提供していると強調した。上級代表は特に、20カ国・地域会議(G20)の債務支払い猶予イニシアティブの文脈において、とりわけアフリカのパートナー諸国に対する債務救済策を講じるための、さらなる共同取り組みを強調した。

ミャンマーについてボレル上級代表は、国軍側が拘束者を解放し、全ての主要ステークホルダーの間の対話に参加することが急務であると強調した。これに向けEUは東南アジア諸国連合(ASEAN)、中国およびその他のパートナーと協力する用意があると強調し、両者はこれに向け連絡を強化することで合意した。

 

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