New Caledonia

最近のリビア情勢に関するEUを代表したモゲリーニ上級代表の声明

Brussels, 05/07/2019 - 18:46, UNIQUE ID: 190705_12
Statements on behalf of the EU

EU News 120/2019

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、EUを代表して以下の声明を発表した。

「タジュラの移民収容施設に対する恐ろしい攻撃により、子どもや女性を含む数十人の難民や移民が死亡し、それ以上の数の人々が負傷したことは、リビアの内戦がいかに民間人に被害を与えているのかをはっきりと想い起こさせるものである。われわれは、こうした行為を最大限に強く非難する。民間人に対するいかなる暴力も許されない。また、国連が実施する事実関係の調査に関するあらゆるミッションを歓迎し、その調査結果を期待する。

われわれは、事態の即時沈静化と戦闘の終結を求め、また関係者が体系的に暴力を扇動することを控え、国連主導の調停プロセスに直ちに復帰することを促す。また、リビアの危機に軍事的な解決は有り得ないことを改めて主張し、また全ての国連加盟国に対して、国連安全保障理事会の関連決議に基づき、リビアの平和と安定への貢献、不安定化させる武器輸送の防止、リビアの石油資源とそのインフラの保護に関する義務を全面的に果たすように求める。現在の紛争により、リビアと同地域全体が不安定化し、海上などで人命が失われるという悲劇やテロのリスクが高まっている。

われわれは、信頼の回復、敵対行為の停止、包摂的な対話の促進、国連主導の政治プロセスの再開に向けた環境の構築に関する取り組みにおいて、ガッサン・サラメ国連事務総長特別代表を全面的に支持する。また、全てのリビア人を代表する包摂的な政府の構築に向けた国連主導の調停プロセスを再開し、信頼性のある議会・大統領選挙を準備し、富の分配に関する公正と透明性を担保し、全てのリビアの主権機関の再統合を促進することが不可欠である。

われわれは、全てのリビアの関係者および諸機関に対して、国際人道法の下、民間人の保護、文民インフラの維持、人道的アクセスの全面的な許可、人道的援助者の保護の確保に関する責任を再認識することを求める。EUは、リビア情勢に対応し、とりわけ移民・難民の保護と援助を強化するため、集団的な取り組みを直ちに強化する用意がある。この点に関して、われわれは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国連移住機関(IOM)のリビアにおける活動を歓迎し、またそのミッションや活動に対する全面的な支援を再確認する」

 

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