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EUと中央アジアのより強力なパートナーシップに向けた新しい機会

15.05.2019
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EU News 89/2019

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<日本語仮訳>

欧州連合(EU)は、2007年に初めて示した中央アジアとの関係に関する戦略を刷新し、新たなパートナーシップの構築に向けた方針を策定した。

欧州委員会とEU外務・安全保障政策上級代表兼同委員会副委員長が本日採択した新たな「共同コミュニケーション(政策文書)」は、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの中央アジア5カ国とのパートナーシップ強化に向けた新方針を打ち出している。同方針は、急速に進展する欧州とアジアの連結性、中央アジア諸国の改革や市場開放、また、地域協力に向けた新たな気運の高まりが見られる重要な時期に策定された。

共同コミュニケーションでは、今後、以下の2つの側面においてEUの関与を強化することが提案されている。

  • 中央アジア諸国が、域内外で生じるショックに対する耐性を高め、改革を推進する能力を強化することを通じた強靭化のための協力
  • 経済の近代化の支援、持続可能な連結性の促進、および若者への投資を通じた繁栄のための協力

さらに、EUは、中央アジアにおける地域協力への投資と、中央アジア諸国が対話と協力を自らのペースで促進することへの支援を決定した。

EUは、「欧州とアジアをつなぐ戦略(Connecting Europe and Asia – Building Blocks for an EU Strategy)」に従い、また既存の協力に関する枠組みを活用しつつ、市場原理、透明性の保障、また国際的な基準の遵守を確保しながら、中央アジア諸国と持続可能な連結性に関するパートナーシップを必要に応じて構築していく。運輸、エネルギー、デジタル連結性、および人と人の交流などの分野での協力が予定されている。

 

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