＜日本語仮訳＞

欧州連合（EU）と日本は2021年10月16日、アデン湾およびアラビア海で共同海軍訓練を行った。今般の訓練にはEU海軍部隊ソマリア「アタランタ作戦」と海上自衛隊の部隊が参加した。さらに、両者はオマーンの海上保安センターと情報交換も行った。海賊対処作戦を想定した今回の共同訓練では、乗船、艦艇搭載ヘリによる「クロスデッキ」往来、複雑な戦術展開および公海上の共同哨戒などが行われた。

今回の共同訓練は、2021年5月のEU・日本・ジブチの共同訓練を含む、これまでの多くの日・EU共同海軍活動に続くものである。新たに採択されたEUの「インド太平洋地域における協力のための戦略」は、この地域の海洋安全保障の強化のために地域のパートナーと共同訓練を増やすよう求めている。EUはさらに、ペルシャ湾岸諸国との連携も強化する意向である。

EUは、海上航路の安全を確保し、世界の海上領域を全ての伝統的・非伝統的脅威から守り、平和で安定した海洋を通じた繁栄の向上のために、航行および領空通過の自由に関する実際的な海上協力を含め、ルールに基づいた国際秩序の維持に力を注ぎ続ける立場に変わりはない。EUは、インド太平洋地域のパートナーたちと共に、同地域の安定、安全、繁栄および持続的な発展の維持・強化にさらに貢献していく。

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• 原文はこちらをご覧ください（英語）。