THIS CONTENT HAS BEEN ARCHIVED

米国のキューバ制裁強化の決定を受けたモゲリーニ上級代表とマルムストロム欧州委員の共同声明

17.04.2019
Teaser

EU News 74/2019

Text

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長と、セシリア・マルムストロム通商担当欧州委員は、米国が新たにヘルムズ・バートン(Liberdad)法第III章の効力を発生させると決定したことを受けて、以下の声明を発表した。

「米政権が、1996年のヘルムズ・バートン法第III章の賠償請求訴訟の規定に関し、提訴開始日を延期しないと決定したことを踏まえ、EUは、国際法に違反する、一方的なキューバ関連の措置の域外適用に強く反対していることを再度表明する。今般の決定はまた、1997年、98年にEUが米国と合意し、それ以降継続的に双方が尊重してきた米国側の約束に反する。これらの二者間合意では米国がヘルムズ・バートン法第III章の開始日の延期を続けると約束し、EUはとりわけ、米国に対する世界貿易機関(WTO)での提訴を保留した。

EUは、自身の正当な利益を保護するため、WTOで有する権利に関して、またEUのブロッキング規則の活用を含むあらゆる選択肢を検討する。同規則は、ヘルムズ・バートン法第III章に関する米国の裁判所の判決のEU域内での執行を禁止し、米国で訴えられたEU企業が、EUの裁判所で米国の原告に対する法的措置を通じて損害を回収することを可能にする」

 

EUについてさらに知りたい場合は日本語のオンラインマガジン『EU MAG』をご覧下さい。

カテゴリー
Joint Statements
Location

Brussels

Editorial sections
Japan
Latin America & the Caribbean
Cuba
North America
United States of America
EEAS