EU Delegation to Turkmenistan

世界水の日に寄せたEUの声明

Brussels, 22/03/2018 - 12:22, UNIQUE ID: 180322_8
Statements on behalf of the EU

EU News 58/2018

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は世界水の日(3月22日)に、EUを代表して以下の声明を発表した。

「安全な飲み水を入手できることは基本的権利であるが、それが困難である場所が、今も世界中に数多く存在する。『世界水の日(World Water Day)』を迎えるにあたり、EUは、全ての国が、安全な飲み水へのアクセスの確保という義務を果たすことへの期待をあらためて示したいと思う。万人が安全な水を、安価に、困難なく、平等に手に入れることができなければならない。安全な飲み水を得る権利は、人が人生を享受し、あらゆる人権を行使する上で不可欠であることを、想起する。

またEUは、『安全な飲料水と衛生に対する人権』に関する国連特別報告者のマンデートの重要性を強調するとともに、全ての国に対し、現報告者と協力することを、要請する。

世界全体で、安全な飲料水と衛生に対する権利を擁護・推進しようする人権活動家が、しばしば迫害、脅威、暴力の対象となっている。本日、EUは、基本的権利と環境保護のために、日々活動する勇敢な人々に、特段の敬意を表する。

気候変動は、地球上のより乾燥した地域に大きな被害をもたらしている。すでに、アフリカでも最大規模のチャド湖が、水の過剰使用や広範な干ばつのために、9割も縮小している。これにより、生活の手段が破壊され、貴重な生物多様性が失われている。国連安全保障理事会も、この気候変動と、何よりも生態系の変化が、チャド湖周辺地域の安定に及ぼす悪影響を認識している。

水と平和に関する世界ハイレベルパネルの2017年報告書に示されているように、水は社会的・経済的発展のみならず、平和と安全の原動力である。水を入手できるか否かは、紛争や大規模な移住を引き起こす重要な要因の一つである。協力することにより、紛争の回避や平和の確立を通じて、強靭性や安定が向上するため、EUは、国連欧州経済委員会の水協定への加盟を、世界全体に呼びかけるとともに、共通水源の持続可能な管理における長年の経験を、パートナー諸国と共有する活動を継続する。さらに、EUは、気候変動と戦うという世界全体の決意の再確認である、パリ協定とマラケシュ行動宣言へのコミットメントとともに、気候変動が水を含む環境に及ぼす影響への対応を断行する意向であることを、あらためて表明する。

EUは、政策対話、開発協力、多角的な利害関係者の連携などにおける、主要なパートナー諸国との協力を通じて、また、地域開発を戦略的手法で進めることにより、持続可能な水管理を支えていく。基本的資源へのアクセスを推進かつ保護することは、現世代のみならず、次世代の権利と安全を推進し、保護することを意味する」

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