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タイで死刑が執行されたことを受けたEUの声明
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<日本語仮訳>
6月18日、タイにおいてテーラサク・ロンジ氏の薬物注射による死刑が執行された。
同国は、最後の死刑執行から来年で10 年を迎えるところであり、死刑の使用に関して事実上のモラトリアム(執行停止)を導入した諸国の仲間入りをしていた。欧州連合(EU)は、タイ当局との討議を受け、そうあり続けることを期待していた。こうした背景に照らし、テーラサク氏に対する死刑執行は、明らかに後退の一歩である。
EUはいかなる状況においても死刑に反対しており、その普遍的廃止を目指している。死刑は、残忍かつ冷酷な処罰であり、抑止力とはならず、人間の尊厳と完全性に対する容認できない否定である。
EUはタイ政府に対し、今後の死刑執行を控え、モラトリアムに向け努め、最終的には死刑を廃止することを、求める。
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