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タイで死刑が執行されたことを受けたEUの声明

19.06.2018
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EU News 141/2018

Text

<日本語仮訳>

6月18日、タイにおいてテーラサク・ロンジ氏の薬物注射による死刑が執行された。

同国は、最後の死刑執行から来年で10 年を迎えるところであり、死刑の使用に関して事実上のモラトリアム(執行停止)を導入した諸国の仲間入りをしていた。欧州連合(EU)は、タイ当局との討議を受け、そうあり続けることを期待していた。こうした背景に照らし、テーラサク氏に対する死刑執行は、明らかに後退の一歩である。 

EUはいかなる状況においても死刑に反対しており、その普遍的廃止を目指している。死刑は、残忍かつ冷酷な処罰であり、抑止力とはならず、人間の尊厳と完全性に対する容認できない否定である。

EUはタイ政府に対し、今後の死刑執行を控え、モラトリアムに向け努め、最終的には死刑を廃止することを、求める。

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Brussels

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