Delegation of the European Union to the Republic of Moldova

EU代表部主催 2020年科学技術 新年会

21/02/2020 - 02:47
レセプション

2020年1月29日、駐日欧州連合(EU)代表部は、EUと日本の間の研究・イノベーション分野における実り豊かな協力関係を告げる新年の始まりを祝して、毎年恒例の科学技術新年会を開催した。

新年会には、日本政府、研究助成機関、研究所、学術界、産業界、EU加盟国、「ホライズン2020」研究・イノベーション枠組み計画の提携国、欧州の研究機関、その他日本の主要なパートナーなど、研究界を代表する約140名が参加した。

ゲディミナス・ラマナスカス駐日EU代表部科学・イノベーション・デジタル・その他政策部部長は、2019年1年間の協力について参加者に感謝するとともに、研究・イノベーション分野における日・EU関係を一層強化し深化させることの重要性を強調した。

歓迎の挨拶の中で、フランチェスコ・フィニ駐日EU代表部公使は、2019年中のEUに対する協力と支援について来場者に感謝の意を述べた。また、研究・イノベーション分野における日・EUの協力関係はかつてないほど戦略的になり、また経済連携協定(EPA)、戦略的パートナーシップ協定(SPA)、持続可能な連結性と質の高いインフラに関する日・EUパートナーシップなど強固な基盤に立脚していることを強調した。フィニ公使は、研究、イノベーション、科学技術は非常に重要な協力分野であり、またこうした分野における日・EUの協力関係は長期にわたる確かなものであると述べた。そして、研究におけるEUと日本の優先課題は、両者が同じ社会的課題に直面していることから、類似性・関連性が非常に高いと強調した。また2020年以降に一層多くの成果を共に上げるために、現在進行中の共同事業の進展や研究者の交流強化を期待すると述べた。さらに、フィニ公使は、これまでの成果を歓迎し、科学技術・イノベーション分野における日・EU間の一層の協力を呼び掛けた。

山脇良雄文部科学審議官は挨拶の中で、、2019年において重要な節目となった、日・EU科学技術協力協定の署名10周年記念、科学技術振興機構(JST)・日本学術振興会(JSPS)・欧州研究会議(ERC)の間で締結された若手研究者の交流促進に関する協定、および、日米欧の3地域における量子技術の重要性を再確認した日米欧量子科学技術国際シンポジウムについて言及した。また2020年に実施が予定されている主要な科学技術関連の共同事業の例として、持続可能な開発に貢献するバイオ燃料分野におけるJSTと欧州委員会による新しい共同研究助成プロジェクトの開始、日本医療研究開発機構(AMED)とERCとの連携による新しい研究者交換プログラムの開始、および、2020年11月に東京で開催される第3回北極科学大臣会合を挙げた。

赤石浩一内閣官房イノベーション総括官は挨拶の中で、EUと日本は、多くの課題に直面しても、必ず協力を強化する方法を見出してきたと強調した。そして、その例として、困難な交渉を経て最終的に2019年1月に採択に至った、二者間の経済におけるデータの安全で自由な流通を可能にする十分性認定を挙げた。また赤石総括官は、日本の「第6期科学技術基本計画」およびEUの「ホライズン・ヨーロッパ」の準備が進む中、2020年以降もイノベーションに関する活発な協力を期待すると述べた。今こそイノベーションに関する協力を飛躍的に強化する時であり、二者間にさまざまな困難や違いはあるが、EUと日本はイノベーション分野における良好な協力関係を築き、一層多くの成果を挙げることができると強調した。

乾杯の挨拶の中で、徳田英幸国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)理事長は、2013年に日・EU間の共同プロジェクトとして「ClouT(Cloud of Things、モノのクラウド)」に関する研究協力の取り組みを自ら立ち上げた時のことを語った。そして、クラウド技術とモノのインターネット(IoT)の活用は当時は非常に刺激的であったこと、またEUと日本の研究者の連携の重要性を強調した。また日本社会は、気候変動や高齢化などEU諸国と同じ課題に直面しており、また最も重要な点として、共通の価値を共有していると述べた。徳田理事長は、より良い社会を共に創るために日・EU間の協力を強化することを祈念して、乾杯を行った。

29/01/2020

駐日EU代表部
Europa House, 4-6-28 Minami-Azabu, Minato-ku

106-0047 Tokyo
日本