Delegation of the European Union to the Republic of Mauritius and to the Republic of Seychelles

国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日に寄せる、ボレルEU上級代表の声明

Brussels, 16/05/2021 - 14:45, UNIQUE ID: 210512_6
Statements on behalf of the EU

EU News 122/2021

<日本語仮訳>

ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、517日の国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日に寄せてEUを代表し以下の声明を発表した

「全ての人は生まれながらにして自由であり、尊厳と権利について平等である。国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日に際して、EUは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・インターセックス(LGBTI)の人々の人権の完全かつ平等な享受を尊重・保護・促進することへの揺るぎないコミットメントを再確認する。

世界中で、実際の性的指向や性自認もしくは性徴またはそうした特性を持つとの認識を理由に、人々は日常的に暴力、排除および差別の対象となり続けている。とりわけEUは、69カ国において同意に基づく同性間の関係が犯罪とされていること、そのうち、11カ国で同性愛への法的刑罰として死刑が存続していることを引き続き懸念している。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、家庭内暴力、オンラインとオフラインでのヘイトスピーチ、憎悪犯罪(ヘイトクライム)など、LGBTIの人々に対する暴力や差別が一層強まっている。そうした人々は、保健医療サービスのアクセスにおいても、しばしば偏見や差別にさらされている。さらに、今回のパンデミックでは、市民の空間が縮小し、LGBTIの人々の権利を擁護する人権活動家に対する恣意的な逮捕や拘留、身体への攻撃、心理的なトラウマが増加する事態となっている。こうした行為は許されるものではなく、EUは、こうした行為が罰せられずにいる状況を終わらせることの重要性を強調する。

EUは、生活のあらゆる場面における機会の均等を確保するとともに、ホモフォビア・バイフォビア・トランスフォビアに基づく暴力など、LGBTIの人々に対するあらゆる形態の差別を防止し非難するために世界で取り組む。同意に基づく同性間の関係の犯罪化など、差別的な法や政策、慣行に対して世界中で闘うことが重要である。そうした慣行があることで、LGBTIの人々は過度に、失業、社会的な排除、貧困にさらされている。

EUは、引き続き取り組みの先頭に立って、LGBTIの人々の人権の完全かつ平等な享受を確保することに努める。『人権と民主主義に関するEU行動計画(2020年~2024年)』や欧州委員会初の『LGBTIQ平等戦略2020年~2025年』など域内・対外政策の枠組みを刷新することを通じて、EUは、EU域内外の生活のあらゆる場面において平等を促進する。

今年の国際デーのテーマ『共に抵抗し、支援し、癒す!(Together: Resisting, Supporting, Healing!』に沿って、EUは、コロナ禍からの復興においてLGBTIの人々が弱い立場に置かれていることに注目し、より公正で包摂的かつ持続可能な社会を求めて、引き続き性的指向や性自認に基づく差別に取り組む。そのため、LGBTIの人々の人権の完全かつ平等な享受や多様性の尊重を求めて、政治対話を通じてパートナー諸国に働きかけ、市民社会団体や人権擁護活動家の支援を継続する。

全ての個人が自由にありのままでいることや自ら選んだ人を愛する権利を担保するためには、全ての人が日々共に取り組むことが必要である」

 

EUについてさらに知りたい場合は日本語のオンラインマガジン『EU MAG』をご覧下さい

編集セクション:

作成者