EU、プラスチックごみに対する戦略を採択
<日本語仮抄訳>
本日採択された、史上初の欧州全体を対象としたプラスチックに関する戦略は、循環型経済への移行の取り組みの一環である。
同戦略を通じて、プラスチックによる汚染から環境を守ると同時に、経済成長とイノベーションを促し、難題を欧州の将来に対する前向きな議題へと変える。欧州連合(EU)域内における製品のデザイン・生産・使用・再生利用の方法を変えることは、ビジネス面から強く主張されており、この移行の先頭に立つことで新たな投資機会や雇用を作り出すことができる。新計画の下で、EU市場に流通する全てのプラスチック製の包装材は2030年までに再生利用可能なものになり、使い捨てのプラスチック類は削減され、マイクロプラスチックの故意的使用は制限される。
本日のプラスチック戦略は、EU域内における製品のデザイン・生産・使用・再生利用の方法転換をもたらす。現在ではあまりに多くの場合、プラスチックの生産・利用・廃棄方法はより循環的なアプローチを取ることによる経済的利益を捕らえ損ねている。それは環境に有害である。目指すのは、環境を守ると同時に、再使用・補修・再生利用を十分に配慮したデザインと生産を行い、より持続可能な素材が開発される、という新しいプラスチック経済の土台を築くことにある。
欧州はこの変革を主導するのに最良の位置にある。この取り組みを通してイノベーション、競争力および雇用創出に向けた新しい機会が生まれよう。欧州委員会はこのプラスチック戦略に併せ、EUと各加盟国それぞれにおいて循環型経済への移行の進捗状況を測る、循環の各段階に関する10の主要指標から成る監視枠組みを採択した。
この新たな戦略の下、EUは以下に取り組む。
- 企業にとって再生利用が利益になるようにする
- プラスチックの廃棄を抑制する
- 海洋でのごみの投棄を阻止する
- 投資とイノベーションを推進する
- 世界各地で同様の変革を促す
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