駐日欧州連合代表部

EU、積極的なワクチン生産と国際的配分支援を継続

30/04/2021 - 07:00
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<日本語仮訳>

新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生から1年が過ぎ、世界各国は社会と経済がいくばくかの「新たな日常」を取り戻せるよう、感染拡大の鎮静化に向けた一層の取り組みを続けている。

これを実現する重要な柱は、ワクチン接種である。「チーム・ヨーロッパ」としてワクチンの開発と製造を支援している-欧州連合(EU)とその加盟国には、いくつもの主要なワクチン生産施設がある。そのうちの一つ、ビオンテックとファイザーが生産している非常に効果的なワクチンは、実際に、EU域内の小さな革新的バイオ技術企業が開発した。

EUの新型コロナワクチンの研究・イノベーションおよび生産に向けられた30億ユーロ近い初期投資は、EU域内での生産能力の拡大の一助となり、これは欧州および世界全体にとって良い投資となった。ワクチンが世界的に不足する中、実際のところ、「全ての人が安全でなければ、誰も安全ではない」。このパンデミックから脱するには、協力と連帯しか道はない。

この考えにのっとり、EUとその加盟国は世界各国にワクチンを提供している。EU域内のワクチン製造者は、総量で経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最大量を輸出している。この成果は2021年1月30日に欧州委員会が導入したワクチン輸出に関する透明性・承認メカニズムの下、十分に裏付けられている。

数字は状況を明確に示している。1月30日から4月27日*までの間に、EU加盟国から44の輸出先に1億4,800万回分のワクチンの出荷が承認された。これら輸出先には、国内にもワクチン製造能力のある国、ワクチン接種率の高い国、および欧州に比べて疫学的状況が良い国も含まれている。当該期間中の779件の輸出申請のうち、却下されたのは1件だけである。なお、実際の出荷はワクチン製造会社の責任の下で行われる。

日本は現在、EU域内で製造されたワクチンの主要輸入国だ。4月27日*までにEUは、日本政府のワクチン接種を支援すべく、約5,230万回分のワクチンの輸出を承認している。EUはまた、中低所得国へのワクチンの公平な配分を目指す国際枠組み「COVAXファシリティ」への主要資金提供者である。

これらのデータが示す通り、このメカニズムは明らかに輸出禁止措置ではない。しかしながら、EU市民がEU域内で製造されたワクチンの正当な取り分を確保できるようにするためには必要な措置だ。約4億4,770万の人口を抱えるEU域内には4月29日*までにおよそ1億6,300 万回分のワクチンが供給された。

ワクチンは世界中の何十億人もの人々の希望である。EUと「チーム・ヨーロッパ」は引き続きワクチン増産に向けて取り組むとともに、自国民への供給のほか、日本をはじめ他のパートナーにも提供し続けたいと考えている。

 

<* 4月30日更新>

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