駐日欧州連合代表部

EU、21世紀にふさわしい多国間主義の実現に向けた戦略を発表

Brussels, 17/02/2021 - 12:00, UNIQUE ID: 210218_11
Press releases

EU News 48/2021

<日本語仮抄訳>

欧州委員会と欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表は本日、ルールに基づく多国間主義へのEUの貢献を強化すべく、新たな戦略を提案した。今般の共同コミュニケーション(政策文書)では、多国間体制に対するEUの期待と野心を示している。本日の提案は、国際的平和と安全を促進し、人権と国際法を守り、地球規模の課題に対する多国間での解決を促すため、豊富な政治的・外交的・経済的支援を含む、EUが活用しうる全ての手段を用いることを提言している。

多国間体制におけるEUの優先事項と価値を定義し、守る

21世紀の課題は、多国間のガバナンスやルールに基づく国際協力を減らすのではなく、より多く必要としている。EUは、「平和と安全保障」「人権と法の支配」「持続可能な開発」「公衆衛生」および「気候」という、いかなる国も単独で立ち向かうことのできない、明確な戦略的優先事項を定義した。これからは、より安全な世界と持続可能で包摂的な国際的復興を確実にするため、これらの優先事項を戦略的アプローチを用いて多国間的に展開する必要がある。

EUは、その指導力を強化し、「一体として成功」するために「一体として実現させる」ことが重要になる。この目的に向かってEUは共同の優先事項に関する調整メカニズムをより効率的にし、加盟国と連携する「チーム・ヨーロッパ」方式の強化を含め自身の集団としての力をよりよく活用する。EUの民主的かつ独特の規制による強みはより良い世界の形成に向け有用であり、その安全保障・防衛構造は国際的な平和と安全を維持・持続・構築しようとする国際的取り組みを支えている。

多国間体制の近代化

国際的な多国間体制が今日の課題に対応するという目的にかなうよう、EUは引き続き国連事務総長の改革努力を支えていく。世界保健機関や世界貿易機関など、主要な機関の近代化を促進する。また、新たな国際的規範の策定や、課税・デジタル空間・人工知能などの分野における協力の場の創設を先導していく。

連携を通じたより強い欧州

多国間体制の状況を変えるには、新世代の連携が必要となる。EUは第三国と新たな提携を進め、多国間・地域機関および特に民主的価値を共有する他のステークホルダーとの協力を強化し、その他とは問題ごとに共通の土台を追求していく。EUは、パートナー国がより効果的に多国間体制に関与することを支援し、多国間の目的を推進するため、パートナーとの二者間の約束を確実に系統的に追跡する。EUは、より包摂的な多国間主義の構築を目指している。市民社会や民間部門のほか、社会その他のステークホルダーと関わっていくことも重要である。

 

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