駐日欧州連合代表部

欧州委員会、信頼の向上や責任と連帯のバランスを打ち出した新たな移民・難民協定を提案

Brussels, 23/09/2020 - 12:00, UNIQUE ID: 200924_1
Press releases

EU News 256/2020

<日本語仮抄訳>

欧州委員会は本日、人の国際移動に対する欧州としての包括的なアプローチに必要な全ての異なる要素を網羅した新しい「移民と庇護に関する協定」を提案した。庇護・移民制度全体を通じて改良されたより迅速な手続きを示している。また、公平な責任分担と連帯の原則を釣り合いの取れたものにする。これは、欧州連合(EU)加盟国間の信用と、人の国際移動を管理するEUの能力に対する信頼を回復するのに不可欠だ。

広範にわたる協議と率直で総体的な状況分析を受け、欧州委員会は制度全体の見直しを提案することにした。これには、移民・難民の発生国や経由国との協力強化、効果的な手続きの確保、難民の社会統合の達成、および滞在する権利のない者の送還を改善する方法を検討することも含まれる。一つの解決方法で人の国際移動に関する全ての関係者を全ての点において満足させることはできないが、共に取り組むことによってEUは共通の解決策を見いだせる。

より良い、より効果的な手続きによって醸成されるより強力な信頼関係

信頼醸成に向けた欧州委員会の手法の最初の柱は、より効果的で迅速な手続きだ。特に、EUの対外国境を許可なく越える者、もしくは捜索救助活動で救護される者全員の身元確認を行う入域前審査を初めて含んだ、統合された国境管理手続きの導入を提案した。

公平な責任分担と連帯

今般の協定の2番目の柱は、公平な責任分担と連帯だ。EU加盟国は、互いに責任を持って、連帯して行動することが求められる。各加盟国は例外なく、緊迫した状況で連帯に貢献し、制度全体の安定化に取り組み、圧力を受けている加盟国を支援し、EU全体がその人道的義務を果たすことを確保しなければならない。

EU域外国との協力の枠組みの変更

EUは、域外国とは、個々の国とそれぞれに適した、互いに有益な連携関係を促進することを目指す。このような関係は、人身取引などの共通の課題に対処し、合法な経路を見出し、再入国に関する合意や取り決めの効果的実行に対応する。再入国に関してEUとその加盟国は、域外国との協力を支えるため、多くの手段や方法を用いて、一体となって行動する。

包括的なアプローチ

本日の提案はまた、EUの移民・難民に関するルールをより信頼に足るものにするため、EU共通の送還制度を強化することを目指している。これにはより効果的な法的枠組み、欧州国境沿岸警備隊の役割強化、および域内での一貫性を担保するための各国担当者とのネットワークを有する「EU送還調整官」職を新設する。

 

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