駐日欧州連合代表部

未来へのドライブ

05/02/2020 - 04:29
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EU News 28/2020

左からパケ総局長、フロアEU大使、トヨタモーターヨーロッパのアンベック-マディセン自動運転・AIマネージャー、同ナルカワ 研究開発部長

 

去る2020年1月29日、欧州委員会のジャン=エリック・パケ研究・イノベーション総局長とパトリシア・フロア駐日EU大使は、EU機関の建物が立ち並ぶベルギー・ブリュッセルのヨーロピアン・クオーターの一画で、トヨタ・レクサスの自動運転車に試乗した。
トヨタはEUの「ホライズン2020」 の資金提供を受けているL3パイロットプロジェクトの一環として自動運転のプロトタイプ車を開発中であり、パケ総局長は2019年10月に訪日した際にトヨタの代表と会合を持っていた。今回の試乗は、フロア大使がブリュッセル出張中にパケ総局長を訪問する機を捉えて実現した。 
 

安全で効率的な交通手段としての自動運転

同プロジェクトの目的は、安全で効率的な交通手段としての自動運転の実現可能性を公道試験で検証することにある。検証では、米国自動車技術者協議会(SAE) が定めるレベル3の自動運転機能の大規模な実証実験と、レベル4の一部の機能の評価を実施することに重点を置いている。
自動運転システムの機能性は、国境をまたぐルートなど欧州10カ国で1,000人のドライバーと100台の車を動員して、さまざまな条件下でテストする。ブリュッセルでは、現実の複雑な生活環境下で自動運転性能を評価し、アルゴリズムを改善することを目的とし、都市型自動運転アプリケーションのテストが行われている。
ブリュッセルのヨーロピアン・クオーターでは、こうした試験走行はすでに見慣れた光景となっている。2019年7月10日、多数の機器を搭載したレクサス車の自動走行が(混雑する時間帯を避けて)10時から15時まで固定のルート(Rue de la Loi, Rue de Commerce, Rue Belliard, Avenue de la Joyeuse Entrée, Shuman roundabout)で始まり、これまでに約170時間の自動運転モードでの走行が実施されている。もし私達がORBNビルの外でこの車を見かけたら、奇妙な装置を屋根の上に載せて撮影中のGoogle Earth車ではないことが分かるはずだ。それは、身近な道路までやってきた未来の姿だ。

トヨタは、2020年夏までに600時間の走行を実施し、1日当たり約5テラバイトの大量のデータを収集することを目標としている。


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