駐日欧州連合代表部

シルヴァ・ペレイラ欧州議会副議長、国際ガバナンスにおける議会の重要性を強調

Brussels, 04/11/2019 - 12:00, UNIQUE ID: 191105_1
Press releases

EU News 197/2019

<日本語仮訳>

 

欧州議会のペドロ・シルヴァ・ペレイラ副議長は、東京で4日に開催された20カ国・地域(G20)国会議長会議において発言し、ルールに基づく国際秩序を守る重要性を強調した。

 

副議長は、同会合にダーヴィッド・サッソーリ議長の代理として出席した。発言では「今日は、G20の国会議長が集う6度目の機会となった。われわれは、気候変動対策、目的にかなうような世界貿易機関(WTO)改革、および国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実行促進を含む、多くの共通の課題に直面している。これらの問題を効果的に対処するには、国際レベルで喫緊の取り組みが必要だ」と述べた。

 

彼はまた、内向きの姿勢で保護主義に向かうより、交渉と協力の方が利点があることも指摘した。欧州議会の日・EU間の自由貿易協定に関するラポルトゥール(報告者)であったシルヴァ・ペレイラ氏はさらに、国際体制が損なわれ、貿易紛争が台頭しつつある時において、このような協定が発信する重要なシグナルについて評価した。

 

国際的な政策決定の強化に果たす議会の重要な役割

 

副議長はまた、欧州連合(EU)はこれまでも今後も多国間主義の確固たる擁護者であり続け、その多国間主義は、持続可能な社会・経済的発展や紛争の平和的解決を含むべきとした。国際的な政策決定の強化において議会というものは、議会による執行機関の精査があることのみならず、市民の声を考慮されることも担保することで、主要な役割を果たす。この双方向の対話は、国際的ガバナンスの強化にもつながる。

 

EUの5億人の市民の利益を代表する欧州議会は、世界経済と国際的協定の実施において重要な役割を果たす。EUは世界最大の統合された経済領域であり、開かれた、予測可能な規制制度の保証人である。シルヴァ・ペレイラ氏はまた、欧州議会は、WTO改革に協力し、多国間投資を改善しながら、SDGで示された共通の目標達成に向けた一層の努力をすることで、「意味ある多国間主義」を守るために全力を尽くすと述べた。

 

欧州議会は、11月4日にG20国会議長会議で採択された共同声明の起草に積極的に関与した。共同声明では、参加した議会人が、イノベーションの活用、人口構造の変化への対処および人の国際移動への対応などの課題にも焦点を当てながら持続可能な開発の促進や気候変動対策の重要性に再度言及した、同共同声明は、G20首脳に報告される。

 

シルヴァ・ペレイラ副議長(社会民主進歩同盟、ポルトガル)は会議の機会を捉え、日本とオーストラリアそれぞれの国会議長と二者会談を行い、EU加盟各国の駐日大使たちと会合し、英国のEU脱退など目下の問題について話し合った。

 

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