駐日欧州連合代表部

2019年ジェンダー平等指数:ゴールは今なお遠い

Brussels, 15/10/2019 - 12:00, UNIQUE ID: 191016_1
Press releases

EU News 182/2019

<日本語仮抄訳>

 

男女平等に向けた進展において、欧州連合(EU)の歩みは引き続き非常に遅いものとなっている。欧州ジェンダー平等研究所(EIGE)が発表した最新のジェンダー平等指数によれば、男女平等に関するEUの状況は、2017年に比べ、わずか1増の67.4だった。加盟国別に見ると、トップは引き続き83.6のスウェーデンで、デンマークが77.5と続いた。最も追いつく必要があるのは、指数が共に52を下回ったギリシャとハンガリーだった。最も事態が改善したのは指数が3.9伸びたポルトガルと、同3.1のエストニアであった。

 

EIGEのヴィルギニヤ・ラングバック事務局長は、「向かっている方向は正しいが、ゴールは今なお遠い。EUにおけるジェンダー平等の基準点となっているわれわれの指数によれば、全EU加盟国の半分近くで指数が60を下回った。新しい欧州議会と欧州委員会が次期戦略的枠組みに向けたEUの優先政策を見直す中、男女平等が加速化することは極めて重要である」と述べた。

 

最も平等指数が低かったのは、意思決定における平等を評価する「権限」の領域であった。しかしながら、この領域は、最も進展が大きい領域でもあった。これは主に、企業の取締役会に参画する女性の増加のおかげであるが、この傾向が見られるのはわずか数カ国に限られる。上場企業の取締役会に男女がそれぞれ少なくとも40%を占めるのは、フランスだけだ。

 

欧州委員会のヴェラ・ヨウロヴァー司法・消費者・男女平等担当委員は、「男女不平等は、欧州が自身の最大限の可能性を発揮する妨げとなっている。これまでに達成してきたことを誇りに思うが、今や、われわれの行動は現場で効果を上げる必要がある。今年採択されたワークライフバランス指令は、欧州中の男女にとって大変革をもたらそう。新たなルールは、介護の責任をより平等に分かち合うことを支援し、それを通じて女性は労働市場に留まり、より挑戦的な役割や管理職ポストに就くことが可能になる」と述べた。

 

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