駐日欧州連合代表部

シリア北東部の最新情勢に関するEUを代表したモゲリーニ上級代表の声明

Brussels, 09/10/2019 - 19:22, UNIQUE ID: 191009_15
Statements on behalf of the EU

EU News 177/2019

<日本語仮抄訳>

 

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、EUを代表して以下の声明を発表した。

 

「シリア北東部でのトルコの軍事作戦に鑑み、EUは、シリア紛争の持続可能な解決は軍事を通じて達成できるものではないことを再確認する。EUはトルコに、一方的な軍事行動を止めるよう求める。シリア北東部での戦闘の再開は、地域全体の安定を弱体化させ、一般市民の苦難を悪化させ、さらなる避難民を生み出す。国連主導の政治的な和平に向けた交渉もより困難になる。

 

トルコの一方的行為は、『イラク・レバントのイスラム国(ISIL)』の撲滅を目指した、同国も一員である『対ISIL連合』がこれまでに達成してきたものを脅かす。

 

軍事行動は、同連合の現地パートナーの安全を危険にさらし、シリア北東部の不安定を助長する可能性をもたらし、地域・国際社会および欧州の安全保障に相当な脅威となるISILの復活のための好適な環境を提供しうる。戦闘員のテロ組織加入を防ぐためには、彼らを厳重に拘留することが不可欠である。

トルコが想定するようなシリア北東部の『安全地帯』は、国連難民高等弁務官事務所が示す、難民の帰還に関する国際的条件を満たすとは考えにくい。EUは、難民や避難民の出身地への帰還は、条件が整った場合に、安全、自主的かつ尊厳ある形で進めるべきとの立場を堅持する。人口構成の変更を試みるような行為は全く受け入れられない。EUは、現地住民の権利が無視されるような地域には、安定化や開発のための資金は提供しない」

 

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