駐日欧州連合代表部

ジョンソン英国首相と会合したサッソーリ欧州議会議長の声明

Brussels, 08/10/2019 - 20:06, UNIQUE ID: 191009_1
Press releases

EU News 175/2019

<日本語仮抄訳>

 

ダビド・サッソーリ欧州議会議長は、ボリス・ジョンソン英国首相と会談した後、以下の声明を発表した。

 

「先程、ジョンソン英国首相と会談した。私は、(同国の欧州連合〈EU〉脱退に関する)交渉が前進できるような提案について話を聞けるとの自信を持ってここに来た。しかしながら、進展はなかったことに留意せざるを得ない。

 

ご存知の通り、EUと英国の間の合意には、英国下院の前向きかつ意味ある採決のみならず、欧州議会の承認も必要だ。

 

それゆえ、英国首相が欧州議会から直接、ブレグジット(英国のEU脱退)への欧州議会の対応を直接聞くことは重要である。ジョンソン首相がその機会を与えてくれたことに感謝したい。

 

われわれの対応は非常にわかりやすい。英国が合意に基づいて離脱する、秩序あるブレグジットこそが、圧倒的に最良の結果である。英国と昨年合意したはずの文書は、欧州議会が支持できるものであった。同文書は、英国のEU脱退に関わる全ての問題を解消した。市民と企業に確実性を与えた。両者間の緊密な将来関係を期待させるものであった。現状では、その文書は今もなお最良の合意である。

 

ジョンソン首相に説明したとおり、欧州議会は何が何でも合意をしたいという姿勢はとらない。われわれは、(北アイルランド和平に関する)聖金曜日協定や和平プロセスを損ねたり、EUの単一市場の一体性を傷つけるような合意には同意しない。これについては、大多数が支持した9月の欧州議会決議ではっきりと示している。

 

われわれは、元の(アイルランドと北アイルランド間の国境管理問題の解決まで英国が関税同盟に留まるという)『安全策(バックストップ)』の代替案として英国が提案した内容を吟味したが、われわれの答えは、これは欧州議会が承認できるものとはほど遠い、ということだ。さらに、この代替案は即時に運用可能なものではない」

 

 

EU MAG』の関連記事

英国の「合意なき離脱」へのEUの対応は? 2019年9・10月号 質問コーナー

EUについてさらに知りたい場合は日本語のオンラインマガジン『EU MAG』をご覧下さい

 

 

Languages:
編集セクション: