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欧州委員会、啓発や年次監視評価、より有効な執行を通じて「法の支配」の強化へ

17.07.2019
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EU News 128/2019

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<日本語仮抄訳>

 

2014年以降の教訓と本年4月以降の詳細にわたる協議を土台に、欧州委員会は本日、欧州における「法の支配(rule of law)」をさらに強化するための措置を決定した。過去5年にわたり、欧州委員会は欧州連合(EU)域内において幾度か法の支配が脅かされるような事態に対応しなければならなかった。欧州統合は、法の支配が常に尊重されることに懸かっている。これは、市民がEU法の下での権利を享受し、EU加盟国間の相互信頼の前提となる。本日発表されたユーロバロメーター(EU世論調査)によると、EU市民の80%以上が法の支配の尊重を非常に重視しており、それを向上させる必要があると考えている。また、市民の89%は、他の全てのEU加盟国で法の支配が尊重されるべきと答えた。

 

欧州委員会は本日、法の支配を尊重する文化の促進、法の支配を巡る問題の発生防止および法の支配に絡む違反行為への効果的な対処という3つの柱に分類される具体的な取り組みを提示した。EU法の番人として、欧州委員会は特異な役割を有する。しかしながら、全てのEU諸機関と加盟国に、EUの基本的価値としての法の支配の尊重を保障する責任がある。その上、効果的な対応には市民社会の支援も必要だ。欧州委員会は、全ての者に行動を起こすよう、呼び掛ける。

 

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