駐日欧州連合代表部

英国のEU脱退に関するトゥスク欧州理事会議長の声明

Brussels, 20/03/2019 - 17:30, UNIQUE ID: 190322_1
Press releases

EU News 47/2019

<日本語仮訳>

ドナルド・トゥスク欧州理事会議長は以下の声明を発表した。

「本日(英国の)テリーザ・メイ首相から、欧州理事会に対し、英国と欧州委員会の間のいわゆるストラスブール合意の承認と、EU条約第50条に基づく同国のEUからの脱退期限の2019年6月30日までの延期、の2点を要請する書簡を受け取った。たった今、メイ首相とこれらの提案に関し、電話で会談した。

この数日来、私が行ってきた協議を踏まえれば、短期間の延期は可能だと考えるが、これには英国議会下院の脱退協定案の承認が前提となる。このような延期期間の長さについては、まだ議論の余地がある。6月30日のメイ首相の提案は、いくつかの利点はあるものの、いくつかの法的かつ政治的な問題を生じさせる。(EU各国の)首脳たちはこれについて、明日討議する。ストラスブール合意の承認については、特に英国における批准手続きの一助になるのであれば、私はこれは可能だと考えており、自分としてはリスクを生じさせるものではないと考える。

現時点において、臨時の欧州理事会会合の開催は想定していない。各国首脳が私の勧告を承認し、来週英国下院において(脱退協定が)可決されれば、書面による手続きで期限延長に関する決定を仕上げ、正式なものにすることは可能だ。しかし、その必要が生じることがあれば、欧州理事会のメンバーを来週ブリュッセルで会合するために招集することはためらわない。

最終的な成功の望みは薄い、もしくは幻想のように思えるとしても、また英国脱退問題に対する疲弊感がますます表面化し、正当化できるようになっていても、われわれは、離脱協定を再交渉にかけないことは当然であるが、本当に最後の瞬間まで前向きな解決を求めることをあきらめてはならない。われわれは、いくつもの事態の変化に対し、忍耐と善意をもって対応してきており、この手続きにおいて最も肝心な時点で、今もなお、その忍耐と善意を欠くことはないとの自信がある」

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