駐日欧州連合代表部

モゲリーニEU上級代表、ミュンヘン安全保障会議で安全保障に対する欧州の取り組み方を概説

18/02/2019 - 17:55
ニュース

EU News 22/2019

HRVP Mogherini at the Munich Security Conference 2019

<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は第55回ミュンヘン安全保障会議(MSC)に出席し、「世界が現在直面する安全保障上の課題のどれ一つをとっても、軍事的対応のみで効果的に対処できるものはない」と述べた。EUは近年、自身のハードパワーを発展させる取り組みにおいて、今までにない進展を見てきている。同時に、EUのトレードマークであるソフトパワーという手段も継続的に支持している。これらにより、EUは「真の安全保障提供者」となった。

モゲリーニ上級代表は2月15日にMSCで行った講演で、欧州市民が「影響圏やゼロサムゲームの論理は機能しない」ことを理解していると述べた。

MSCは、国際安全保障政策を討議する世界の主要舞台である。本年は会議の前に発表された「ミュンヘン安全保障報告書」が、国際安全保障秩序において、一つの時代を終わらせる新たな変化について言及した。

これらの課題についてモゲリーニ上級代表は、安全保障や防衛に対する欧州の取り組み方は、協力や、連携と多国間協調への投資、および欧州のトレードマークであるソフトパワーを、信頼に足るハードパワーの要素を加えながら展開させることにあると説明した。

 

 

危機の解決や予防には、伝統的な安全保障的要素のみ、もしくは常にそれが必要なわけではない。外交や仲裁、経済支援、人権、気候行動、人道援助および現地の治安部隊の訓練など、「複数の手段の創造的活用」も必要だ。これこそが欧州独自のソフトパワーなのである。