駐日欧州連合代表部

EU、汚染のない、健全かつ安全な海洋のために3億ユーロを追加拠出

29/10/2018 - 15:00
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EU News 248/2018

Ocean Conference, ocean governance

<日本語仮抄訳>

欧州連合(EU)は、インドネシア・バリ島で開催の国際会議「Our Ocean (私たちの海洋)」に参加し、海洋と海洋資源の保全および持続可能な利用のために3億ユーロ近くを拠出すると発表した。この金額は、EUが同会議を昨年マルタで主催した際に発表した5億5,000万ユーロに追加される。

欧州委員会のカルメヌ・ヴェッラ環境・海事・漁業担当委員は今年の会議に出席し、「われわれは海洋を必要としており、海洋はわれわれを必要としている」と述べた。「海洋ごみなどの汚染源を減らし、違法漁業を止めさせ、壊れやすい海洋生態系を支えることは喫緊の課題だ。最先端の研究や最新の技術で持続可能な雇用や成長を生み出し、ブルーエコノミーを発展させなければならない。このためにこそ、EUはこの拠出を約束しているのだ」と強調した。

Our Ocean 会議は、持続可能な開発目標(SDGs)の目標14「海洋と海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」を含む、国連が掲げる「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実施に貢献する。同会議の目標は、各国政府、民間企業および非政府組織から具体的な約束を引き出すことにある。

バリ島でEUは23の新たな約束を発表した。これらには、プラスチック汚染対策のための研究・開発計画への1億ユーロ、生態系評価、海底地図作成および革新的な養殖システムなどの海洋・海事研究への8,200万ユーロの拠出が含まれる。

欧州のブルーエコノミー、すなわち海洋とその資源に依存する全ての経済部門を、新たな技能、ブルー研究室および知識普及の改善を通じてより持続可能なものにするための1,840万ユーロの投資も含まれる。

EUは域内のみならず、国際的にも行動を起こしている。中国、インドネシア、日本、フィリピン、シンガポール、タイおよびベトナムなどと、900万ユーロの東南アジアにおける海洋ごみ対策プロジェクトを立ち上げる。同地域の海洋生態系の保全にも700万ユーロが当てられる。

EUの誇りである地球観測計画「コペルニクス」も、今回の取り組みに深く関与している。

 

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