駐日欧州連合代表部

本年のノーベル平和賞受賞者の発表を受けたモゲリーニ上級代表の声明

Brussels, 05/10/2018 - 13:06, UNIQUE ID: 181005_5
Statements by the HR/VP

EU News 231/2018

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、以下の声明を発表した。

「本年のノーベル平和賞は、他人を助け、守り、救うために自らの命を危険にさらしてきた男性と女性の力、勇気および洞察力を賞賛するものだ。デニ・ムクウェゲとナディア・ムラドは、それぞれの共同体の中で、変化をもたらし、戦争の武器としての性暴力に終止符を打とうと、休むことなく取り組んできた。

私は、両氏と、それぞれが欧州議会のサハロフ賞を受賞したときに会う名誉に預かった。彼らの物語は、この数年来のわれわれの行動を鼓舞してきた。

ムクウェゲ氏は、何年にも及ぶ紛争の間に苦しめられてきた女性を助けるべく、自らの人生の全てを捧げてきた。彼女たちが再出発を果たし、受けてきた暴力をやり過ごし、自らの人生を自分でコントロールし、自身の自由と自国の未来のために戦う一助となってきた。

ムラド氏は、自身とその民族に強いられた暴力を受け入れることを拒否してきた。彼女は、人々がその信仰を理由に奴隷になり、女性が戦利品のように扱われ、紛争時のレイプや性的暴力が、戦争犯罪というありのままの事実でなく、通常の慣行として片付けられるという考えに反抗した。彼女は、個人的・集団的に変革をもたらすという決意を通じて、文化や態度を変えることが可能であることを信じている。

EUは、自身の開発・人道援助資金を通じてムクウェゲ氏のパンジ病院を支援してきた。また、信仰・民族・性別に関係なく、全ての人々がその居場所を見つけられるような国づくりのために、イラクの復興と同国での和解を支援している。われわれは、万民の基本権を保護し、前進させるための取り組みの先頭に立ち続ける」

 

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