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EUと国連、テロ対策における連携を強化

25.05.2018
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EU News 112/2018

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<日本語仮抄訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長と国連テロ対策局(UNOCT)のウラジーミル・ボロンコフ局長は本日、ブリュッセルにおいて会談し、テロと暴力的過激主義への対策、およびアントニオ・グテーレス事務総長が進めている国連テロ対策活動の改革・強化のための努力における、EUと国連の協力について話し合った。

両者は、グローバルなテロ対策の一層の強化と、さまざまな国連機関がその加盟国を支援するために実施している能力構築活動の調整において、UNOCT が取り得る施策について協議した。上級代表は、基本的人権と法の支配の尊重を徹底しながら、域内のみならず世界全体でテロとの戦いを続けることへの、EUのコミットメントを再度示し、多国間主義と世界的なガバナンスの強化のために、同対策局はもとより、国連システム全体との連携を強化していくという、EUの決意を強調した。ボロンコフ局長も、共通の価値と目標と優先課題を基に、EUと国連システムが連携を強化するために、UNOCTが中心的な役割を果たしていくことを、約束した。

この会談は、ハイレベルのテロに対抗するための、EU・国連リーダーシップ対話が初めて開催された機会を捉えて実現した。同対話は、テロと暴力的過激主義への対策において、多国間の調整を強化することを狙いとした実質的協力を進めるという、新しい気運を生み出した。

会談では、外国人テロ戦闘員の帰還・移送、中央・南・東南アジア、サヘル地域、チャド湖流域におけるテロに対抗するための能力構築、テロの予防と対策のための国連を挙げた取り組みといった課題にどのように対応するのかなど、国連とEUが共有する問題を解決するための協力が、主な議題となった。そして、暴力的過激主義を予防するためには、市民組織、民間、シンクタンク、中央・地方政府の関与を確保して、「全社会的」取り組みを実現することが不可欠である、と双方が合意した。

 

カテゴリー
Press releases
Location

Brussels

Topics
Security, Defence & Crisis Response
Counter-Terrorism
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