駐日欧州連合代表部

パレスチナ自治区ガザでの暴力行為と最新情勢に関するモゲリーニEU上級代表の声明

Brussels, 14/05/2018 - 15:49, UNIQUE ID: 180514_16
Statements by the HR/VP

EU News 97/2018

<日本語仮訳>

フェデリカ・モゲリーニ欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は本日、以下の声明を発表した。

「本日、ガザ地区の境界近くで行われていた大規模な抗議デモの際、イスラエル側の発砲で子どもを含む何十人ものパレスチナ人が死亡し、何百人が負傷した。われわれは、さらなる人命の喪失を避けるべく、全ての関係者が最大限の自制心を持って行動することを求める。イスラエルは、平和的な抗議をする権利と武力行使における比例の原則を尊重しなければならない。ハマスなどガザでの抗議活動を指導している者は、その活動が完全に非暴力的なものであることを担保し、それを他の手段のために悪用してはならない。

この数日間、イスラエル人とパレスチナ人それぞれが双方にとって歴史的な瞬間を記憶に残そうとしている。この紛争では、どちら側も正当な主張や願望を有しており、これらを互いに認め合わなければならない。

エルサレムは、ユダヤ教徒、イスラム教徒およびキリスト教徒の全てにとって神聖な都市である。ユダヤ人のエルサレムへの結びつきは反論する余地はなく、拒否されてはならない。同市とパレスチナ人との結びつきも同様である。

既に非常に緊張した複雑な状況がさらに悪化するならば、再び双方の人々に言語に絶する苦難がもたらされ、平和と安全の全体像がさらにいっそう遠のいてしまうであろう。今この瞬間には、イスラエル人とパレスチナ人双方およびこの全地域のために、政治的解決に向けた交渉に戻るには、知恵と勇気が必要だ。両者がその願望をかなえ、紛争を終結させ、イスラエル人とパレスチナ人が渇望し、それを得るのが当然である公正かつ永続的な平和を達成することを可能にする唯一の現実的な道は、2国家解決である。

EUは引き続き、1967年6月4日の合意に基づく、エルサレムを両国家の首都とした2国家解決を目指す意味ある交渉の再開に向けて、両者および国際社会のパートナーと協力し続ける固い決意を有している。

エルサレムについてEUは、幾度にもわたる外務理事会結論で再確認された、明確かつ確固たる立場を有している。EUは今後も、とりわけ国連安全保障理事会決議第478号に具体化された、エルサレムの最終的地位の問題が解決されるまでの外交公館の設置場所を含む、同市に関する国際的合意を尊重する」