駐日欧州連合代表部

EU理事会、英国脱退に向けた移行期間に関する交渉指令を採択

Brussels, 29/01/2018 - 14:55, UNIQUE ID: 180130_1
Press releases

EU News 18/2018

<日本語仮抄訳>

英国を除く欧州連合(EU)加盟27カ国の閣僚はEU理事会を開催し、英国のEU離脱交渉をめぐり、同国の脱退後の移行期間に関する27カ国の方針を詳述した、補完的交渉指令を採択した。今般の指令により、EUの交渉役を担う欧州委員会は、この問題について英国側と協議を始める権限を付与された。

移行期間の長さ

2017年12月15日にEU27加盟国の首脳による欧州理事会で採択された指針では、移行に関する取り決めは明確に定義され、その期間も厳密に限定されるべきとした。交渉指令における移行期間の終了日は2020年12月31日である。

EU法体系の適用

EUの方針では、移行期間中、EU法体系の全てが引き続きEU加盟国であるかのように英国に適用される。その間にEU諸機関・組織・部局・専門機関が採択する法体系の変更も、英国に適用される。

EU司法裁判所の権限を含む、全ての既存のEUの規制・予算・監督・司法・執行に関わる手段や体制も適用される。

英国が、個別の法ごとに参加・不参加を決める権利を有する自由・安全・司法の分野に関しては、脱退以前に同国を制約し、移行期間中に採択された法令については現行のルールが適用される。しかしながら、脱退以前に同国を制約していた法律を改正、置換、またはそれに追加する以外のこの分野の新たな措置については、参加を選択することはできない。

貿易政策と国際的合意

移行期間中、英国は引き続きEUが締結する協定によって発生する義務に制約される。一方、同国はそれらの合意で設置されるような組織に参加することはできない。

移行期間中、英国は引き続き関税同盟と単一市場(人・モノ・資本・サービスの自由移動を含む)に参加するため、同国はその間はEUの貿易政策に従い、EUの関税率を適用し、EUの関税を徴収し、EUが義務付ける国境検査が完全に行われるよう担保しなければならない。これはまた、この間英国は、EUが許可する場合を除き、EU法の権限内の分野において、英国独自で国際協定に制約されるようにはならないことを意味する。

EUの諸機関や機構

英国は、既に第三国であり、EUの諸機関や意思決定に参加しない。

英国は、EU加盟国が代表者を送り込む欧州委員会の専門家会合、各種委員会、その他同様の組織に参加しない。しかしながら、例外的に個々の場合に応じて、英国は投票権のない形でこれらの会合に招かれることはありうる。

© European Union, 2018

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